目次
京都五山の御朱印の情報などを掲載します。
1. 五山制度
京都五山とは京都における臨済宗寺院の寺格を表したものです。五山制度の歴史を簡単に説明しますと、古くは古代インドで建立された五つの仏教寺院(五精舎)が由来で、中国の南宋において禅宗の保護を目的に五つの格式高い寺院が五山に制定されました。日本では鎌倉時代、鎌倉幕府が大規模な寺院を建立、これを鎌倉五山とし、室町時代の足利義満の時に京都五山が制定されました。
京都五山の寺格は以下のようになります。※鎌倉五山の別格も南禅寺です。
京都五山 | |
---|---|
別格 | 南禅寺 |
第一位 | 天龍寺 |
第二位 | 相国寺 |
第三位 | 建仁寺 |
第四位 | 東福寺 |
第五位 | 万寿寺 |
2. 参拝順路
京都五山を参拝するためのお勧め順路を紹介します。関西圏内はもとより、関西圏外からの観光客でも安心して参拝できるよう、少し丁寧に説明したいと思います。出発地と終着地ですが、前者はターミナル駅である京都駅、後者はお食事処・居酒屋や宿泊施設などが充実している三条・四条周辺にします。
※情報は随時更新
3. 京都五山
ここでは京都五山の各寺院と御朱印について紹介します。
3.1. 南禅寺
開基を亀山法皇、開山を無間普門禅師とし、正応4年(1291年)に建立。法堂には御本尊である釈迦牟尼仏が安置されています。
三門や水路閣が有名。三門は高さ約22m、国の重要文化財に指定されています。また、紅葉の名所でもあります。
御朱印や御朱印帳などの詳細は「南禅寺 御朱印」を参照願います。
3.2. 天龍寺
開基を足利尊氏、開山を夢窓疎石とし、後醍醐天皇の菩提を弔うため暦応2年(1339年)に創建。大方丈には御本尊である釈迦如来が安置されています。
大方丈前に広がる曹源池では四季折々の風景を楽しむことができるでしょう。紅葉の名所でもあるため特に秋はおススメ。
御朱印などの詳細は「天龍寺 御朱印」を参照願います。
3.3. 相国寺
開基を足利義満、開山を夢窓疎石とし、14世紀末に創建。法堂は日本最古の法堂建築で御本尊の釈迦如来が安置されています。また、天井には狩野光信筆の「蟠龍図」(通称:鳴き龍)が描かれています。国の重要文化財。
三門は天明8年(1788年)の大火で焼失。現在も礎石のままとなっています。三門の礎石を見れるところはそうないと思います。
御朱印などの詳細は「相国寺 御朱印」を参照願います。
3.4. 建仁寺
開基を源頼家、開山を栄西禅師とし、建仁2年(1202年)に創建。法堂には御本尊の釈迦如来座像が安置されており、天井には2002年・創建800年を記念して小泉淳作・画伯による双龍図が描かれています。
法堂天井に描かれている巨大な双龍図。
御朱印などの詳細は「建仁寺 御朱印」を参照願います。
3.5. 東福寺
開基を九條道家、開山を聖一国師とし、寛永元年(1243年)に各宗の堂塔を建立。本堂には高さ15mもある御本尊の釈迦如来像が安置されています。また、その両脇には高さ7.5mの観音菩薩像・弥勒菩薩像が安置されています。
国宝の三門や通天橋も有名で三門の高さは約22m・幅は約25mです。
東福寺を開山した聖一国師が祀られています。
御朱印などの詳細は「東福寺 御朱印」を参照願います。