公開日:2019年11月9日
目次
京都の新熊野神社の御朱印の情報などを掲載します。
1. 参拝時間
■社務所の受付時間
午前9時~午後5時(目安)
お問い合わせ先
2. 御朱印
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■御朱印
4種類あります(下図参照)
※写真は右から2つ目の御朱印
■初穂料
300円
■場所
社務所
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上記の4種類から御朱印が選べます(2019年9月現在)。洛中熊野三山の一社であることから、熊野の御神鳥である「八咫烏」の印が押されています。
3. 見どころ
■御祭神
くまのむすびのおおかみ
『熊野牟須美大神』
↓↓日本神話では以下の呼称
いざなみのみこと
『伊弉冉尊』
■御利益
健康長寿、病魔退散、縁結び、交通安全など
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■由緒
後白河上皇による法住寺殿(現:法住寺)の造営に伴い、永暦元年(1160年)、鎮守社として新日吉大社とともに勧請されました。
熊野には御神木と御神鳥があり、それぞれ「椥」と「八咫烏」となっています。「椥」は本殿の両側に、「八咫烏」は本殿の瓦の上に2体立っています。
本殿は江戸時代の寛文13年(1673年)に造営され、類例の少なさから京都市の有形文化財に指定されています。
新熊野神社は洛中熊野三山の一つで、洛中熊野三山は那智熊野三山に倣ってつくられました。詳細は下表を参照してください。
紀州熊野三山 | 洛中熊野三山 |
本宮 | 熊野神社 |
新宮 | 新熊野神社 |
那智 | 熊野若王子神社 |
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新熊野神社の正面入り口。鳥居を抜けて左手に楠社、社務所、右手に本殿があります。
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■御祭神
はやたまのをのおおかみ
『速玉之男大神』
くまのけつみこのおおかみ
『熊野家津御子大神』
↓↓日本神話では以下の呼称
いざなぎのみこと
『伊弉諾尊』
すさのをのみこと
『素盞嗚尊』
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■御祭神
あめのおしほみみのみこと
『天忍穂耳尊』
ににぎのみこと
『瓊々杵尊』
ひこほほでみのみこと
『彦穂々出見尊』
うかやふきあえずのみこと
『鵜茅草葺不合尊』
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■若宮社
■御祭神
あまてらすおおかみ
『天照大神』
■下之社
■御祭神
わくむすびのみこと
『稚産霊命』
かぐつちのみこと
『軻遇突智命』
はにやまひめのみこと
『埴山姫命』
みづはめのみこと
『彌都波能売命』
それぞれ、穀物・養蚕、火、土、水の神。
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■御祭神
くすのきだいごんげん
『樟大権現』
境内に立つ大楠は、樹齢約800年、高さ約22mにもなります。この大楠は後白河上皇が自ら植樹し、熊野の神々が降臨する「影向の大楠」といわれ、上皇がお腹を患って祈願したことから、「お腹の神様」とも呼ばれています。
4. 京都の熊野参詣
当時、紀州の熊野参詣は苦行の旅とされていました。現代においても、ある程度時間やお金、体力にゆとりがないと熊野参詣は難しいでしょう。そこで、今回は京都でできる熊野参詣を紹介します。順路は私の独断と偏見で設定しています。
JR京都線 京都駅
↓
↓徒歩 22分
↓
↓新熊野神社
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↓
↓徒歩 48分
↓
↓熊野神社
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↓
↓徒歩 22分
↓
↓熊野若王子神社
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↓
↓徒歩 19分
↓
地下鉄東西線 蹴上駅
移動時間:1時間51分
5. アクセス
■最寄り駅
・JR奈良線 東福寺駅 徒歩8分
・京阪本線 東福寺駅 徒歩8分
※京都駅からの詳細はこちら
新熊野神社 公式HP
京都駅から電車の場合
↓
↓京都駅
↓ JR奈良線 2分 140円
↓東福寺駅
↓
↓徒歩 8分
↓
新熊野神社
移動時間:10分・料金:140円
6. 周辺の寺社情報
新熊野神社の周辺寺社。
■徒歩10分圏内
勝林寺、同聚院、東福寺、三十三間堂、妙法院など
■徒歩20分圏内
今熊野観音寺、泉涌寺など
■徒歩30分圏内
伏見稲荷大社など